INFividual
日本一の教育系TikToker
経営者
現在23歳。2020年1月からTikTokを始め、11ヶ月で50万フォロワーに到達。YouTubeの活動にも力を入れており、TikTokよりも真面目に心理戦略の発信をしている。(2022年現在:チャンネル登録者6.5万人)。 昨年(2021年)7月には、KADOKAWAより「モテる人の恋愛科学」を出版。 またYouTuber、TikTokerとしてだけではなく、SNSコンサル会社(株式会社INFividual)を立ち上げ、経営者としても活動中である。
ひ
ろ
と
Interview
日本一の教育系TikTokerであるひろとさんにインタビューしたところ、衝撃の過去と驚くべき活動内容が判明しました。
「雇われずにお金を稼ぐ」の第1歩を踏み出す。
ー 企業のSNSのコンサルもしながらTikTokやYouTubeの発信をしてるとのことでお忙しい日々だと思いますが、1日はどのようなスケジュールで生活されてるのですか?
365日中340日くらい家にいますね。元々家で働きたいから起業したようなものなので家でできる仕事ばかりしています。 生活は元々夜型なのもあり、大体お昼の13時頃に起きて、溜まってる仕事の連絡を返しながら朝ごはんを食べます。その後大体仕事の打ち合わせが2〜3件。(たまに夜TikTok攻略のセミナー)などがあります。会社の業務ですね。こちらが本業なので。 そして打ち合わせと打ち合わせの合間の時間や21時〜27時なでの時間を使ってTikTokの動画やYouTubeの企画台本作成。撮影をやっています。 編集は自分の会社の編集チームでやってもらっています。 28時(深夜4時)くらいに寝て、また13時に起きるので忙しいと言ってもたっぷり寝てはいます。
ー それではさっそくひろとさんの生い立ちや過去について詳しくお伺いしていきたいと思います。
学生時代は思ったことをすぐに口に出してしまったり友達と喧嘩してしまうことが原因で、先生に怒られることが多かったです。ただ、真面目な反面もあり、勉強や習い事をたくさんしてました。半分くらいは受験勉強の学生生活でしたね。 高校受験はめちゃめちゃ頑張ったのですが、第一志望に落ちてしまいました。それを糧に大学受験勉強を人より早く始め大学は希望していた慶應義塾大学理工学部に受かることができました。元々は名古屋の出身で、大学進学時に神奈川に上京していきました。
ー 今の大学を選んだきっかけや実際の大学生活について詳しくお伺いできますか?
まず、大学選びの基準は得意だった理系の大学を選んだことと上京するために両親を説得させるために偏差値が高い大学を選んだことが今の大学を選んだきっかけですね。 大学進学してからはまずバイトをはじめました。高校生の時にアルバイトをしたことがなかったので1度経験してみたいと思っていました。元々、アルバイト自体が自分に合わないと感じていたこともあり2ヶ月くらいでやめてしまいましたね。 その後、イベンターという自分の団体のイベントに人を呼ぶとお金がもらえる成果報酬の仕事でお金を稼ぐようになりました。今思えばイベンターの仕事が「雇われずにお金を稼ぐ」の第1歩だったと思います。 「雇われずにお金を稼ぐこと」を選んだ理由は、自分の時給の上がり具合です。アルバイトの場合は頑張っても1年で時給が50円ほどでしたが、イベンターの仕事をしてからは頑張った分だけ大きく時給が上がったことに魅力を感じたことです。 イベンターも1年間で、組織づくりを経験したり、箱を借りてイベント自体が盛り上がらないと全責任が自分に来てしまう代表などを経験しました。 いわゆる大学生っぽい遊びも1年間満喫しました。受験勉強を頑張った自分へのご褒美だと思ってます。ただこの生活を大学生の間ずっとやり続けることに疑問を感じ始めました。「このままだといわゆる普通の大学生になってしまう。」「次のステップに進みたい」と思いました。 初めての起業。ブログでのノウハウが今に繋がる。
ー 大学2年生はどのような生活をされていたのでしょうか?
イベント業ではなく、もっとオンラインを活かしたビジネスで大きなお金を動かしたいと思い大学2年生の夏頃から、受験生向けのブログの運営で初めての事業を始めました。 自分が受験を頑張っていたのもあったので。 ブログの運営を通して「どうしたら人が行動するのか?」、「物を売るとはどうゆうことか?」といった行動心理やマーケティング術を学ぶことができました。これが現在のTikTokにつながってると思います。 ブログから今のTikTokに事業を移行した理由は、今後の時流を読んで、「自分を売り出した上で全部自社でやる」というのが強いと感じたからです。ブログは匿名でやっていたので「ひろと」をPRしていく必要があると考えました。その点を踏まえ、顔出しをしての活動に推移していきました。
ー 将来を見据えての決断だったのですね。実際にTIkTokを始めようと思った時にどのように活動スタイルを決めていったのでしょうか?
自分の得意なことと流行っているもの(伸びそうなもの)が両立できるジャンルで発信するのが攻略の鍵だと思い、心理学の分野で始めました。恋愛系心理学を配信しているTikTokerはたくさんいたので、まわりとの差別化のために「恋愛系を配信しない心理学」の配信を始めました。 大学2年生の時に身につけたSNSのマーケティングや営業の知識もあったので、ノウハウを生かすことができました。 その後、心理学系の配信をしている中で、試験的に恋愛心理学を配信したところすごく人気が出たので、世の中の需要に沿った「恋愛系心理学」の分野で配信をすることになったんです。
休学という大きな決断の背景。
ー TikTokやYouTubeの運営、さらにコンサル業も大学に通いながら運営されていたとのことですが、休学をしようと思ったきっかけはありますか?
実は大学は2年生の秋の時から休学をしています。なのでTikTokを開始した時には既に大学には通っていませんでした。これは大学1年から付き合っていた、現妻の影響もあると思いますが。
ー え、結婚していたんですね?
はい。結婚して2年になる妻がいます。で、付き合い始めて1ヶ月経った頃に彼女の人生で1番の男になると決意しました。 この1番の中にはもちろん「収入的」な面もあります。とにかく全てにおいて1番になるという決断をしたんです。ただそうなった時に早速壁が立ちはだかりました。それが、彼女の父親です。彼女の家計は医者の家系だったんです。それを超えるため最速年収1億円を目指すことを18歳の時に決めました。 この目標を定めた時、最短ルートは卒業して就職することでも、学校に通いながらお金を稼ぐことでもないと思ってしまいました。 もちろん大学卒業の先に理想とする生活がある人もきっといます。そういう人はぜひ頑張って卒業してほしいと思いますが、僕にとって慶應大学を卒業するのは単なる娯楽に思えてしまったんです。 目標を達成して、それでも大学に通いたいと思ったらその時また受験すれば同じ大学に入り直せる自信もあったので。 将来に必要なことだけ挑戦すればいい。幸せになるために必要なこと。
SNS活動のリアルと、独自の仕事観。
ー ひろとさんが辛かった出来事や辛かった時期はありますか?
TikTokを始めて軌道に乗るまでが1番辛かったです。当時は僕のようなTikTokコンサルタントはいなかったので全部自分でデータを取って、実験検証するしかありませんでした。そのため膨大な時間を食ってしまいそのため受験系のブログはやめてTikTok1本に絞ってました。 受験事業で貯めたお金を切り崩しながらの生活になってしまい、「このままマネタイズできなかったら死ぬ」という緊張感が辛かったですね。 自分が1つのことをやりはじめると没頭してしまうタイプなので、TikTokを始めてからはブログをすぐにやめてしまいましたが、今まで運営ししている事業を切るタイミングなど学ぶことはありました。
ー その後、YouTubeも始められたと思いますがなにかきっかけはあったのでしょうか?
1つはTikTokでつながれないような方との人脈を広げるためですね。あとは、このTikTokで万が一うまく行かなかった時のために他の道を用意しておきたいのも理由の1つでした。 新型コロナウイルスの影響もあったため、インターネット業界は後押しされた側ではありますが、働き方を考えるいい機会になっていたと思います。
ー 現在はコンサルティングをされているようですが、始めたきっかけについてお伺いできますか?
TikTok開始2ヶ月目くらいからもうコンサル業をはじめていました。最初は無料で知り合いをコンサルし20人ほど結果を出させてから、有料のTikTokコンサルを始めました。コンサル業はTikTokを始めた時からしたいと思っていたので、自分のTikTokを伸ばす時もなるべく「自分にしかできないことはしない」と心に決めていました。
ー え、「自分にしかできないこと」ではなくですか?
はい、「自分にしかできないこと」で伸ばしても他の人には使えないじゃないですか?なので僕は誰でも使える方法に絞ってなるべくその範囲内でアカウント伸ばそうと最初からアカウントを設計していました。「心理学」や「恋愛」の知識も勉強すれば誰でも身につけられますしね。 この考えがハマり「ひろとさんのノウハウには再現性がある」と言われるようになり口コミや紹介もバンバン起きて、現在累計250垢くらいのTikTokアカウントの運用に携わってます。 最近は個人向けのコンサルト法人向けのコンサルの入り口を完全に分けようと思い、個人コンサルは「TikTok攻略サロン」というTwitterなどで発信してるSNSの攻略情報よりもコアな発信をしているサロンをやっているのですが、そのサロンメンバー限定でコンサルするようにしています。
「ひろと」が今伝えたいメッセージ。
ー 今、将来に迷われてる方にかけたい言葉はありますか?
「したくないことから逃げちゃだめ」と言われることが多いと思いますが、自分の将来に必要ないことはしなくていいと僕は思っています。 誰かから、「やりなさい」と言われたことでも自分で将来に必要かどうか見極めて自分で決断することが大切だと思っています。 その上で僕は「高望みをするな」ということを伝えたいです。ただこれは「夢を見るな」ってことではありません。「夢を見ても良いんです」僕だって18歳の時に「最速で年収1億円いく」という夢を持ちました。 でもその上で年収1億円いくためのことを考えたのではなく、まずは「自分の力で1円稼ぐ」ために何ができるかを考えました。 そうして1円稼いだ後、次はこれ。次はこれと常に今の自分の一歩だけ先を見据えたアクションプランを考え行動してきました。 今30点の人がやるべきことって、ゴールの100点を志して過剰に胸を高まらせることではなく31点を死ぬ気持ちで達成する覚悟とそのためのアクションプランです。 結局大きな目標って小さな目標の延長にしかない。そういった当たり前のことから目を逸らさないことが大事だと思うんです。 恋愛でも同じです。好きな人との小さな階段を登っていくことが「付き合う」「結婚する」というゴールに近づくための鉄則です。 楽しようと勝手に階段の幅を大きくして上に登ろうとすれば、「嫌われる」「やる気がなくなる」などの転落をして大怪我をしてしまいます。
ー 今後のひろとさんの活動についてお伺いできますか?
直近の目標は2021年は準備の年でした。会社もSNSもかなり堅実に自分のポジション、知識の確立に時間をかけ、慎重に階段を登りました。 2022年は爆発の年にします。「SNS×経営者」の二刀流がいかに最強なのかを見せられたらと思います。